以前痩せるための鍵は、
脂肪燃焼効果を持っている『成長ホルモン』の作用という記事を書きました。
成長ホルモンは別名、
『痩せホルモン』とか『アンチエイジングホルモン』とも呼ばれており、
今美容業界で大注目のホルモンです!!
この成長ホルモンが正しく分泌されるためには、
正しい睡眠習慣を身につける必要がありますよーって話を前回したんですが、
『実は、キレイに痩せるためには、成長ホルモンの作用だけでは足りません!!笑』
【Peptide ch】のアンケート調査によると、ダイエットを途中で挫折した人の理由は圧倒的に『意思が弱い』『空腹が我慢できなかった』という回答が多いという結果が出ています。
参考:【Peptide ch】
ということは『空腹』の問題もどうにかしなければならないということです。
実は、ダイエット中は、『レプチン』と『グレリン』という
2つのホルモンが満腹と空腹のバランスを取っています。
ダイエット中の空腹に打ち勝つには、
睡眠を上手く取り入れることで、
この2つのホルモンバランスを上手にコントロールすることが大切になりますので、
今回はそのことに関して書いていきたいと思います。
満腹と空腹をコントロールしているレプチンとグレリンとは!?
レプチンは別名『満腹ホルモン』と呼ばれています。
主な働きは、『満腹の指令を出すこと』と『エネルギーの代謝が上げること』です。
要するに、レプチンがしっかり働いてくれていると、
空腹を感じづらくなり、ダイエット中の食べてしまうという挫折を防止することができます。
また、エネルギー代謝をあげる作用もあるので、
『痩せやすい体質』になるということが言えるでしょう。
逆にグレリンは別名『食欲増進ホルモン』と呼ばれており、
過剰に働くと空腹の状態を招きます。
ダイエット中に空腹になるのは、このグレリンが『お腹へったー!!』と言っているのです。
この2つのホルモンは互いにバランスを取りあっており、
どちらか一方の分泌が減ると、どちらかが増えるというような関係にあります。
このホルモンバランスに睡眠が深く関係しています。
コロラド大学の研究結果によると、
睡眠時間が少ない人は、8時間睡眠の人と比べて、
体内にレプチンが15.5%少なく、グレリンが14.9%多い状態になるというデータが発表されています。
どういうことかというと、
『睡眠不足だと満腹を感じづらく、空腹状態を作りやすいですよー』ということです。
このことに関して例を一つあげるとすると、
みなさん夜更かししている時にお腹が減った経験ってないでしょうか?
あれは、夜遅くまで起きている(寝ていない状)が原因で、
血中にレプチンが減少して、グレリンが増加しているからです。
しかも、グレリンが増えると食べたくなるのは、なんと炭水化物。。
これではダイエットも上手くいきませんよね( ; ; )
ダイエットを挫折してしまう理由って、
ストレスやモチベーションなど色々あるかと思いますが、
そもそも、その原因自体が睡眠不足によって引き起こされる、
ホルモンバランスの乱れによるものが多いということを覚えておいてください。
ダイエットに取り組むにあたって、理想の睡眠時間は個人差はありますが7時間は必要だといえるでしょう。
デブスパイラルから脱却する30秒簡単チェックリスト!!
こんな状態にある人は、睡眠不足によりレプチンの分泌が減少している可能性があります!!
✅ 食欲が抑えられない
✅ 寝つきが悪い、目覚めが悪い
✅ 空腹で目がさめる、空腹で眠れない
✅ イライラする
✅ 不安(情緒不安定)
✅ 寝ても疲れが取れない(疲労感がある)
この中で、1つでも該当するものがあれば、睡眠の質の低下により、レプチンの分泌・コントロールが上手くできていないことが予想されます。
レプチンの力を借りて『寝るだけ痩せ体質』を手にいれよう!!
いかがだったでしょうか?
睡眠をしっかり取ることで、空腹を調節できることがわかったかと思います。
ちなみに、アメリカのコロンビア大学の研究によると
睡眠時間が4時間未満の人は、73%も肥満になりやすい傾向があるというデータを発表しました。
睡眠時間7時間が合格ラインだとすると、
1時間睡眠時間が減ることに約25%太る確率があがります。
ダイエットの手段って色々ありますが、
実は運動や食事法よりも先に手をつけなければいけないのは睡眠なんです。
どんな睡眠を日頃から取るかで、健康も美容も大きく変わるので、
ぜひみなさんも今日から睡眠を意識してみましょう。