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顔面神経麻痺の4つの原因と治療法

2020.04.18

「顔面神経麻痺になって人に会うのが嫌になった・・・」
 
これは患者様が共通で抱える悩みの第1位です。
 
顔面神経が麻痺し顔が歪んでしまう。
 
 
人と会うのが嫌になるのは簡単に想像できると思います。
 
今回はこの顔面神経麻痺について
「4つの原因と治療法」さらに「東洋医学での治療法」について
解説していきます。
 
 
顔面神経麻痺とは
 
表情筋を動かす信号が入ってこなくなるために、
表情筋が動かなくなり、その結果として顔面が動かなくなることです。

 

顔面神経麻痺の症状
一口に「顔面神経麻痺」と言いましても、
顔の表情筋は20個以上ありますので、
顔面神経麻痺の程度と範囲とで、様々な症状があります。
 
よくある症状は、
「顔がまがった状態」
「眼が閉じにくい」
「口角が上がらない」
「水や食事が口から漏れる」などです。
 
顔面神経麻痺の際には、
表情筋の麻痺ばかりでなく、
味覚の障害、涙や唾液の分泌低下、
音が響く聴覚の障害などの様々な症状が伴います。
 
 

顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の発症の仕方から、
ある程度、顔面神経麻痺の原因は診断可能です。
 
顔面神経麻痺の原因が特定できますと、治療方法が決まりますので、
この顔面神経麻痺の原因特定が大変と重要となります。
 
 
顔面神経麻痺の発症の仕方には、
大きく分けて3つあります。
 
これに生まれつきの顔面神経麻痺を加えると4つになります。
 
 
(1)急に麻痺が生じる場合
「朝起きたら顔が動かない」
「気がついたら顔がまがってきた」
ということで大変心配される麻痺の生じ方です。
 
その中で最も多いのが
「ベル麻痺」「ハント症候群」
という呼ばれるウイルスが顔面神経管の中の
顔面神経に感染して生じる、顔面神経麻痺です。
 
 
脳卒中でも急に顔面神経麻痺になることがありますが、
多くは呂律が回らなくなったり、頭痛、意識障害、
手足の麻痺やしびれなどの症状が合併します。
 
 
脳卒中が原因であれば、一刻も早期の治療が必要ですので、
救急車で脳神経外科や救急科を受診することをお勧めいたします。
 
 
(2)外科手術やケガの後に麻痺が生じる場合
聴神経腫瘍や小脳腫瘍などの脳腫瘍摘出のための脳神経外科の手術、
真珠腫摘出のための耳鼻咽喉科の手術、
耳下腺腫瘍・癌などの摘出のための手術などに
伴い顔面神経が損傷された場合には、
手術後に顔面神経麻痺が生じます。
 
 
また、顔面神経が通っている側頭骨骨折や、
顔面の深い傷によって顔面神経が損傷された場合にも
ケガの後に顔面神経麻痺が生じます。
 
 
(3)ゆっくりと麻痺が生じる場合
特殊な神経や血管の病気によって、
顔面神経にゆっくりと障害が生じた結果、顔面神経麻痺が生じます。
また、
聴力の低下もみられる場合には聴神経腫瘍の可能性がありますので、
まずは脳神経外科や耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
 
 
(4)生まれつき麻痺が認められる場合
胎児期の顔面神経の発生過程で、何らかの障害が生じた結果、
顔面神経麻痺が生じます。
 
片側だけあるいは両側の顔面神経麻痺が生じることあります。
 
 
片側の顔面神経麻痺の場合には、
麻痺側だけの皮膚皮下組織、筋肉、
顔面骨の発達が様々な程度に障害されて生じる
第1第2鰓弓症候群という病気が合併することがあります。
 
 
この病気には、耳の発達にも障害が多く見られいわゆる
小耳症を伴います。
 
両側の顔面神経麻痺の場合には、
メビウス症候群という、
生まれつき顔面神経麻痺と眼の動きに関係する
外転神経麻痺を合併する病気があります。
 
これらの症候群でみられる顔面神経麻痺の程度と
範囲および合併症は様々です。
 
 
その他にも100以上の生まれつきの原因が特定されておりますが、
特定できない場合もあります。
 
顔面神経麻痺の症状以外にも、
顔面の変形や口蓋裂などを伴うことも多いですので、
 
小児科の先生から紹介していただき、
形成外科を受診されることをお勧めいたします。
 
 
顔面神経麻痺の治療
 
治療は、顔面神経麻痺の原因によって異なってきますので、
「3.顔面神経麻痺の原因」で述べた
(1)~(4)に即して治療方法をご説明します。
 
 
 
 
(1)急に麻痺が生じる場合に対する治療
「ベル麻痺」、「ハント症候群」に対する
早期初期治療は耳鼻咽喉科が担当しております。
 
 
一般的には、顔面神経のむくみを取るステロイド治療と
ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤による治療が行われます。
 
 
治療により8割の方が、ほぼ元の顔の状態に戻りますが、
約2割の方で、表情筋の動きが十分ではなかったり(不全麻痺)、
 
 
例えば、口を動かすと眼が一緒に閉じてしまうような
異常共同運動という後遺症が残ってしまう可能性があります。
 
 
最近では、
早期に適切な表情筋のリハビリテーションを行うことで、
こうした後遺症を軽減できることが分かってきていますので、
適切な医療機関で適切なリハビリテーションを継続することが重要です。
 
 
このような適切なリハビリテーションによっても、
不全麻痺や異常共同運動が残ってしまった場合には、
できれば初めの発症から6カ月以内に、
形成外科を受診していただくことをお勧めします。
 
 
6カ月以内と申しますのも、
顔面の表情筋は顔面神経麻痺が生じますと動かない状態が続き、
どんどん痩せ(萎縮)てきて6カ月以上過ぎるとかなりの
表情筋が痩せてしまいます。
 
 
一旦、痩せてしまった表情筋に、
どんなに顔面神経が再生してきても、
回復しにくい状態になることが分かってきていすので、
表情筋が痩せてしまう6カ月よりも前に、
形成外科を受診していただきたいと思います。
 
 
 
 
(2)外科手術やケガの後に麻痺が生じた場合に対する治療
外科手術や側頭骨骨折に伴い顔面神経が損傷を
受けざるを得ない場合もあります。
 
このような場合、顔面神経の回復は期待できないことが多いので、
手術後なるべく早期に、遅くても3~6カ月以内に、
形成外科を受診していただくことをお勧めします。
 
 
 
 
(3)ゆっくりと麻痺が生じる場合に対する治療
脳神経外科や耳鼻咽喉科で診断がつけば、
担当科で治療が行われますが、後遺症が残ってしまった場合は、
できるだけ早期に形成外科を受診していただければ、
残存した表情筋をできるだけ温存する治療や、
顔の左右バランスを整える静的再建術を行います。
 
 
以上の(1)~(3)で生じた顔面神経麻痺に対する治療の
十分になされなかった結果、表情筋が完全に痩せてしまい、
顔面神経麻痺が残ってしまわれた場合には、
もともとの表情筋の機能を取り戻すことはできませんので、
それに代わる治療が必要になります。
 
 
 
(4)生まれつき麻痺が認められる場合に対する治療
生まれつきの麻痺は、麻痺の範囲、程度が様々ですので、
小児科の先生に形成外科を紹介していただきます。
 
 
生まれつきの麻痺の場合には、
表情筋そのものが十分発達していないことが多いです。
 
 
顔面神経麻痺でも、
特に、眼を閉じる機能と口角を挙げる機能(笑いの機能)の二つがないことが大きな問題になってきます。
 
 
眼を閉じることが出来ないと角膜が
ダメージを受けて視力に障害が生じますので、
眼を閉じることが出来る手術:側頭筋移行術による閉瞼機能動的再建術を行います。
 
 
また、口角を挙げて笑う表情ができないと
コミュニケーションに問題が生じますので
遊離筋肉(広背筋、薄筋、前鋸筋など)移植術による
笑いの動的再建術を行います。
 
 
一般的に、遊離筋肉移植術は、通常小学生以降であれば、
手術が可能となります。
 
 
この他にも、
下口唇だけの麻痺の場合も比較的多くあり、
特に笑った時に顔のバランスが崩れるので、
笑った時のバランスをとる静的手術を行います。
これも小学生以降であれば手術が可能となります。
 
 
 
東洋医学で顔面神経麻痺治療
 
顔面神経麻痺には
末消神経によるものと中枢神経によるものがある。
 
鍼灸は末消神経が原因の顔面神経麻痺が治療対象で、
中枢神経が原因の顔面神経麻痺は治すことができない。
 
 
では中枢神経が原因の神経麻痺と末消神経が原因の
顔面神経麻痺をどのように見分けるのか?
 
 
まず患者様に上方を見させる。
この時、中枢神経性の場合は、
前額部および上眼瞼の筋肉が障害されないので
上方を見させると両側に顔のしわを形成することが可能である。
 
つまり、顔面神経麻痺がある状態で
患者様に前を向いて上を見させて
「しわ」ができれば鍼灸では治せない。
 
 
このような場合、他へ治療に行くことを勧めることが大切である。
治らないと言ってはならない。
患者の希望を打ち砕くことになるから。
 
 
現時点では顔面神経麻痺における鍼治療に
科学的根拠があるとは認められていませんが、
様々な論文や、多くの患者さんを診てきた経験上からも、
鍼は顔面神経麻痺に対して有効であろうと感じています。
 
 
実際、
顔面神経麻痺の患者様に対して鍼治療をすると
「表情が豊かになった」というお言葉を頂くことは多々ありますし、
病院で「完全麻痺」と診断された患者様たちに
鍼治療を行うことによって、
全く動かなかった顔の筋肉が通常通り
動くようになった経験もあります。
 
 
これは
鍼をすることによって顔面神経や
その周辺組織の血流を改善させることが
麻痺の回復に大きく影響した為であると考えられます。
 
 
麻痺で動かなくなった筋肉が硬くなることでより動きが制限される、
いわば二次被害的な状態に関しても、
鍼の特徴である筋緊張を緩める作用によって、
顔の動きを回復させることが出来たのではないかと考えています。
 
 
つまり顔面神経麻痺は「血流の改善」「筋肉の緊張の緩和」という鍼の持ち味を最大限活用させることが出来る疾患です。
 
 
顔面神経麻痺の症状に対する局所療法としてよく使用されるツボ
 
・太陽(タイヨウ):眼精疲労などの目の疾患や、頭痛などにも使用されます。
 
・迎香(ゲイコウ):鼻水、鼻づまりなど鼻の疾患にも使用されます。
 
・地倉(チソウ):胃の働きを整える作用もあります。
 
・陽白(ヨウハク):目の疾患や、頭痛、不眠症などにも使用されます。
 
・四白(シハク):目の疾患や、めまい、上歯痛などにも使用されます。
 
・下関(ゲカン):耳の疾患や、頭痛、めまいなどにも使用されます。
 
・翳風(エイフウ):顔面神経麻痺の他、特に耳の疾患に使用されます。
 
・頬車(キョウシャ):下歯痛や耳の疾患などにも使用されます。 
 
これらにツボに加えて麻痺が強い部分の流れを読んで針治療を行う。
 
 
当院では鍼灸治療で顔面神経麻痺治療を行っています。
 
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