自律神経失調症と腰痛の関係
「自律神経失調症」ってよく聞きますよね?
世間では「自律神経のバランスを崩すと・・・」とか
「自律神経の失調が万病を招く!」なんてテレビや雑誌などでもよく取り上げられています。
自律神経を簡単に解説すると「自律神経」は
交感神経と副交感神経の二つに分かれますが、
こんなこと言われると解りずらいでしょうね。
言い換えますと「戦闘型神経」と「緩み型神経」と言えば解りますか?
・戦闘型神経・・・・神経が高ぶり、血圧が上がる。
筋肉の緊張と顔面蒼白。不安、恐怖。
ここで大切なのが「血圧が上がると血行が良くなるのではないでしょうか?」
となりますが、こう考えれば良いのです。
戦闘時(殺し合いなど)しているときに出血するとします。
血行が良くなると血がいっぱい出てしまいますよね?
そうなると困るので緊急事態の場合は毛細血管などの出血しやすい
皮膚層の血管を収縮させ無駄に血を出さないためにする防御反応です。
なので「血の気が失せる」と言う状態になるので、
手足の末梢部は特に冷たくなって震えが来たりします。
これが「武者震い」というやつです。
だから、ストレスで緊張している人は顎を噛みしめて、
肩が少し上がった状態で「力が抜けない」と言うのです。
・緩み型神経・・・・何にも考えなくボケ~としている時ってどうな状態になってますか?
口がぽかんと開いて、心拍数も低い状態。
リラックスしているので血管が拡張している。
筋肉は弛緩している。眠くなる。よだれが出る。
おならが出る。などが見た目の感じです。
まぁ老人が日向ぼっこしていている時みたいな。
もっと解りやすく言うと認知症のお年寄りの状態なんですよね。
そもそも「自律神経失調症」という言葉は
製薬メーカーが漢方薬を販売促進するために作った病名。
明るくなったら自然と目が覚めて、
お腹がぐ~っと鳴ったら腹八分目まで食べて、
時間が来たからとお腹が空いてないのに食べたりすると
無駄に神経を使い生体にの生理的神経リズムが崩れてしまうわけです。
ではなぜ「自律神経失調症」と「腰痛症」が関係あるのか???
ストレス(恐怖・焦り・嫌悪感・期待・不安・後悔・トラウマ)を感じると、
迷走神経が刺激されて、神経支配下の消化器系が影響を受けて機能不全を起こすのです。
その結果骨盤内の臓器が機能不全に陥り、
臓器の関連痛として腰周辺に「鈍痛」を感じてしまうのです。
一口に腰痛といっても様々なタイプがあります
。背中の上部・下部、殿部が原因のオーソドックスなタイプもあれば、
腹側の内部の腸腰筋や大腰筋が原因の腰痛もあります。
大腰筋などは腸と近い関係にありますからやはり腸が機能不全に
陥った場合大腰筋にも当然影響してきます。
その関連痛として後ろ側の方に鈍痛を感じるようになってしまうのです。
たくさん時間をかけて腰をマッサージしても、
骨盤を整体しても治らない腰痛はこの部分が悪いことがあるのです。
都会に住んでいて朝・昼・夜いつでも明るい部屋にいたりすることが
神経を衰弱させて摩耗するのです。
まぁあ、極論「サバイバル生活」みたいなことをすればかなり
改善するでしょうけど、大変ですね^^
当たり前の事を当たり前にすれば健康になりますよ!