脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道である脊柱管が様々な原因で狭くなることで、
中を通る神経を圧迫し、腰や足に痛みや痺れなどが生じる病気です。
10分以上歩くと腰の痛みや、足の痺れなどの症状が強くなり、
しばらく休むと症状が治まり、また歩けるという間欠跛行(かんけつはこう)が特徴的です。
この脊柱管が狭くなる原因で1番多いとされているのは、
加齢による骨や靭帯などの変性です。
脊柱管を囲む組織や椎間関節は長い間、負担がかかることで変形。
加齢やホルモンバランスで靭帯が分厚くなったり、
椎間板は前後に膨らみ圧迫します。
ヘルニアより脊柱管狭窄症の方が50代以降の高齢者では多くみられる様です。
病院での一般的な治療法は、痛み止めの薬、血流を良くする薬の服用や、
神経ブロック注射など。
薬で改善しなければ、神経を圧迫している組織を取り除く手術になります。
しかし、手術後約8割もの人で足にしびれが残り、
また再発する例も多く見られるそうです。
また症状から脊柱管狭窄症と診断されたが、筋肉が硬く、
同じ様な症状が出る場合もあります。
脊柱管狭窄症はその人の状態をしっかり見極め、治療をすることで改善する可能です。