冬の寒さが厳しい時期の
眠れない原因の
第1位は『冷え』です。
『お風呂に入ったのに、ベッドに移動する頃にはもう手足が冷えてしまって、、』
こんなお声は患者様から良く聞きますし、
『あー、早くお布団が暖かくならないかなー。。』
こんな感じに手足をこすりつけながら
カラダを丸くしながら
暖かくなるのを待っている人も
多いんじゃないでしょうか?
特に、女性の方が男性より
冷えで悩む人が圧倒的に多く
女性の約7割が
冷えに悩んでいる
辛いと感じている
というデータが出ているくらいです。
理由としては、
・熱を作り出す筋肉が少ない
・皮膚の表面温度が低い
・月経の影響で貧血や低血圧の人が多い
このような理由が挙げられます。
ちなみに、
冬の時期に患者様と話していると
『冷えがヒドイので靴下5枚くらい履いて寝ています。』
こんな人がたまにいるんですが
これ、絶対にやめてくださいね。笑
夜間の体温調節がうまく出来なくなるので、
睡眠の質を下げる要因になります。
詳細の記事はこちらで↓↓
で、今日の本題なのですが、
実は冷えの症状を強める食べ方・食材
というものがあるので
そのことについて書いていきます。
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「この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、両者の調和によって世界が保たれている」
これは東洋医学の陰陽思想と呼ばれる考え方で、森羅万象万物には全て真逆な2つの性質があるということを言っています。
一例をあげると
・男と女
・夜と昼
・表と裏
・天と地
こんな感じでしょうか。
もちろん、私たちのカラダも例外では無く
冷えという悩みがあるのなら
暑い(火照る)という悩みもあるということです。
そして、大事なのが最後の一文で
『両者の調和によって保たれている』という部分。
要は、バランスが大事だということです。
マクロビやナチュラルハイジーン
糖質制限など
最新のダイエット法や健康法が流行るたびに
実践する人も多いと思うのですが、
本来取り組むにあたっては、
体質で考えなければいけないですし、
体調によっても変化させなければいけません。
簡単に言うと、『冷え』という状態が出ているのなら、真逆の『温める』という取り組みをする必要があります。
ここで今日の本題の
食材と食べ方の話になるのですが、
実は、女性が大好きな『果物』は
カラダを冷やす働きがあります。
東洋医学では、『冷』を陰性と表します。
例えば、暖かい南国の地域の人は
バナナ、マンゴー、キウイ、パイナップルなどの果物を食べますよね?
あれは、元々温暖な地域の人が
カラダを冷やすために発達した食文化なんです。
日本で、夏にスイカを食すのも
「熱」を「冷」で調和が取っているのです。
ただ、現代の女性は肉食をあまり好まず
生野菜や果物を美容食として多食する人が多いので、
ひたすら身体が陰性の冷えの方向に傾いている状況です。
※肉は血やエネルギーを作るのでカラダは陽性(温める)方に傾きます。
本来、野菜や果物を取り入れるときは
身体をあたためる性質の食べものと
組み合わせる必要があります。
ちなみに、
冷たい氷水を飲むと身体を10~20分くらい冷やしますが、果物を食べるとなんと身体を2~4時間冷やし続けます!!
食で全てが変わるとは限りませんが、
冷え症をつくり上げ、
いろんな慢性病の原因には食の偏りがあります。
あとは、お菓子、甘いものが好きな人も
冷えの症状は強くなります。
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状
生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症などの婦人病
皮膚病、胃腸病、頭痛、肩こり、腰痛、神経痛
これらは東洋医学の陰性に傾いた時の症状です。
今日の話をまとめると
冷えや睡眠の改善には食を一度
見直してみてはいかがでしょうか?