今日は「その姿勢が睡眠を悪くする」ということで
睡眠と姿勢の関係性をお話ししていきます。
睡眠セミナーや睡眠カウンセリングをしていく中で、
いつも感じることがあるのですが、睡眠が悪い方というのは、ほぼ、姿勢も悪くなっています。
特にどんな姿勢になっているかというと・・猫背の姿勢ですね。
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肩が前に出て顔が前に突き出ているような姿勢。
この姿勢がどう睡眠に影響するのかというと、呼吸と酸素量に影響します。
肩が前に出て、顔が突き出す姿勢になると
おのずと肺が膨らみにくくなります。
無意識のうちに呼吸が浅くなり、酸素の取り組む量が減ります。
そうすると3つの問題が起きます。
悪姿勢が呼吸を浅くする問題点
1つ目は
カラダがリラックスできない。
みなさん「力を抜いてリラックスして」と言われたら、何をしますか?
「フーッ」と深呼吸するのではないでしょうか?
人間はリラックスするには深く呼吸します。
しかし、姿勢が悪いことによって、リラックスではなくカラダが逆に硬直しやすくなります。
2つ目は
カラダがリラックスできていない(交感神経が優位になる)と血管は縮小します。
さらに筋肉が硬直することで、血管が圧迫され、酸素や栄養が行き渡りにくくなります。
3つ目は
これらが起きることによって睡眠の質が下がり
睡眠によってカラダを回復させるのに
しっかりと酸素を取り込めている方と取り込めていない方では、
同じ6時間寝たとしても回復量が減り効率の悪くなってしまいます。
酸素が取り込めないと、睡眠の質が下がり回復量が減ります。
そうすることによって熟睡できず、
朝起きてもスッキリしないということが起きてしまいます。
熟睡できず、朝スッキリ起きれないと、
日中に眠気が強く出てしまったり集中力が保たなかったりしてしまいます。
姿勢を良くするのに胸を開くだけじゃダメ
猫背を治そうと意識するとき、多くの人が考えるのが胸を開いて立つことです。
けどこれじゃダメなんです・・・
今まで何千人と姿勢分析をしてきました。横向きの姿勢を分析するときのポイントは
足の付け根・肩の付け根・耳のタブを3箇所を主に見ます。
そこでわかることは、
猫背のメカニズムはまず腰を反っていることなんです。
どういうことかというと、さっきの3点を結ぶ上で
足の付け根から肩の付け根に向かってカラダの後ろに反っている状態です。
もしこのまま頭も後ろに反ると、後ろに倒れちゃいますよね!!
そうならないように頭や腕を前にすることで
腰の反っている分バランスを取ろうとしています。
ということは、猫背を治すには胸を開くや顔の位置を気をつける前に
腰の反りを取り除くということが大前提になります。
じゃあ次はそう意識をしたらいいか見ていきましょう!!
姿勢を良くするワンポイントアドバイス
私は睡眠のコンサルをする上で姿勢調整などもしています。
そこで、今回は生徒さんにも教えるいい姿勢を取る方法をワンポイントだけこっそり教えます。
めちゃくちゃ簡単です!!
ステップ1
まずは、自分の胸骨(谷間の中にある骨)と下腹の中の位置を把握する。
ステップ2
胸骨と下腹の中の位置関係として
胸骨より下腹が前に出ないようにする。
同じ位置、または少しへこます。
ステップ3
その状態で胸を開き顎を引く
たったこの3ステップのみです。
胸骨より下腹が前に出たら反り腰→見た目もダサい(^^;;
立っているとき歩いているとき意識して見てください。
そしてこれをすることで自然に腹筋のインナーマッスルも同時に鍛えられます。
睡眠コンサルを受けている生徒さんは、もっと深い話や意識してなくてもこの姿勢を取れるようになるためのトレーニング方法を動画でアップしています。
まずは、このワンポイントを試してみてください!!
姿勢が整ってくると呼吸が整っていきます。
そしたら次のステップとして、肺のストレッチをして、深く呼吸できるようにします。
呼吸を整えることで質のいい睡眠、回復力の高まるカラダ作りができ、朝はスッキリ、日中の眠気にいい影響をもたらしてくれます(。-_-。)ポッ